ビクトリア, セイシェル、2023年1月21日 - 世界トップの仮想通貨取引プラットフォームOKXの投資部門であるOKX Venturesは本日、2023年仮想通貨投資アウトルック・レポートを発表。2023年における5つのトレンド予測を公表した。

イーサリアムは、最多の開発者数を維持

イーサリアムはMerge(マージ)によって、プルーフ・オブ・ワーク(Proof of Work)からプルーフ・オブ・ステーク(Proof of Stake)に移行、エネルギー消費量は99%削減された。複数のOPレイヤー2がイーサリアムをスケーリングするため、次のシャンハイアップグレード後には、ダンクシャーディングによりTPSが10万以上に向上することが予想される。

イノベーションの始まり

Web2.5は着実な成長を見せるだろう。歴史あるブランド、インターネット企業やKOLは、Web3においてショーケースを機能させるための多くの分配を目にしてきた。Web2.5のアプリケーションは、仮想通貨業界に多くのユーザーを呼び込むだろう。
また、閾値の低いウォレット、Web3体験の向上、DAppへの容易なアクセス、共有された安全なオープンソースの導入、その他多くのイノベーションにより、ウォレット初心者にもより使いやすい環境が提供され、Web3のイノベーションが開放されることが期待される。

DeFiの活性化

分散型ステーブルコインが改めてローンチするだろう。ステーブルコインはDeFiのプロトコルに不可欠なものであり、流動性によって新しいユーザーを引き付け、プロトコルの収益とFDVを増加させることができる。
またGMXの台頭は、2022年のL2の画期的な採用を表している。L2対応のデリバティブが出現するだろう。
NFTはデジタルアートの域を超え、ユーティリティアプリケーションはさらなる普及が見込まれる。AMMメカニズム、流動性プール、NFTレンディング、オラクル、およびそのステーブルコインを含むNFTの次のイノベーションサイクルには注目が集まるだろう。

業界をあげてのインフラへの取り組み

今後は、パーミッションレスや分散型のインフラプロジェクトに多額が投じられることになる。
2023年の視点から見ると、レイヤー2、アプリチェーン、cosmosに代表されるマルチチェーンがもたらす流動性の細分化もMEVに大きなチャンスをもたらす。Flashbotがイーサリアムで抽出する方法は、ダンクシェーディング後は全く異なるものとなり、新たなMEVの形が生まれる可能性がある。2023年には、MEVのさらなるイノベーションが始まることが予想される。
これまで長い間、中央集権的なデータツールが業界を支配してきた。分散型データツールは、今後数ヶ月の間に開発者の中心的な存在になるだろう。

オンチェーンセキュリティ

2022年の最初の11カ月間で、OKLinkは275件のブロックチェーンエコロジーに関連するセキュリティインシデントをモニターした。オンチェーンデータ、トラッキングツール、資産回収ツールは2023年の主な焦点となるだろう。オンチェーンデータは、Web3セキュリティガバナンスをサポートするだけでなく、オンチェーン活動、Web3ユーザーの行動、紛失資産の追跡、AMLの保護などを監視することができる。この分野には大きな可能性があり、各機関が注目している。

OKX Venturesは、伝統的な意味での金融投資家ではない。革新的なプロジェクトに投資するだけでなく、プロジェクトを支援するシンクタンクでもある。そして、新たな参入者に大きな賭けをし続ける。仮想通貨コミュニティーへの貢献を続け、真剣なイノベーターを支援することは、すべての人に利益をもたらすと信じている。
 
本レポートの詳細は、こちらで確認されたい。  


お問い合わせ先
Media@okx.com

OKX Venturesについて
OKX Venturesは、世界トップクラスの取引プラットフォームであるOKX傘下の投資機関である。最良のブロックチェーンプロジェクトを世界規模で模索し、最先端のブロックチェーン技術革新を支援するとともに、世界のブロックチェーン業界の健全な発展を促進し、長期的な構造的価値に投資することに注力している。OKX Venturesの資本金は1億USDである。