仮想通貨デリバティブ取引所であるBitgetは、より多くの取引ユーザーのニーズに応え、ユーザー体験を向上させるために、3月末にプロ版USDT契約とクアントスワップ契約を正式にリリースすると発表した。 昨日、Bitgetは賞金総額10万ドルの新規契約製品の投票キャンペーンを開催し、ユーザーにコンペティションへの参加を呼びかけた。 今回、Bitgetはプロ版USDT契約とクアントスワップ契約のリリースに向けて、グローバルユーザーを募り公開テストを実施する。

新製品のリリース後、同プラットフォームは契約取引製品を「USDT契約」・「コイン建て契約」・「プロ版USDT契約」・「クアントスワップ契約」の4つに大別する。 USDT契約はステーブルコインであるUSDTを証拠金とする契約取引であり、コイン建て契約は保有するコインを証拠金とする仮想通貨の契約取引だ。

プロ版USDT契約取引の最大の目玉は、USDT口座のパススルー機能を実装している点だ。 ユーザーは、USDTを用いて複数の取引ペアを同時に取引することができ、複数の契約取引が同一口座のエクイティ、損益、リスクの共有を行う。 現在、BitgetはBTC、ETH、UNI、AAVEなど20種類のコインに対応している。これにより、ユーザーはUSDTを証拠金として、同一口座内で複数の取引ペアの契約取引を同時に行うことができ、同一口座内で複数の取引ペアのヘッジが実現可能になる。

クアントスワップ契約では、1つまたは複数のコインを証拠金とし、保有しているコイン以外のコイン建て契約取引を行うことが可能だ。重要な点としては、従来のコイン建て契約取引の、当該コインのみを使用して取引できる仕組みを覆し、トークンを変換する操作を必要とせず、一つのコインで他のコイン建て契約取引を行うことができる点だ。

例えば、あるトレーダーがBTCを長期保有しており、BTCを手放すことなくETH建ての契約取引を行いたい場合、クアントスワップ契約を利用することで、BTCを保有しながらETH建ての契約取引を行うことが可能だ。
 
このように、クアントスワップ契約が従来のコイン建て契約より優れているのは明白だ。 第一に、取引プロセスにおいてユーザーの操作は非常にシンプルで、わざわざ当該通貨に変換する必要がない。第二に、ポジション決済時において、ユーザーは口座内のコインを証拠金として損益決済を行うことができるため、希望のコインで収益を受け取ることが可能だ。第三に、取引を行いながら、証拠金のコインの価格上昇の恩恵を受けることができる。例えば、BTCを証拠金としてETHの契約取引を行っている場合、取引中にBTCの価格が上昇すると、トレード収益とBTC価格上昇による収益の両方を同時に享受することが可能だ。第四に、クアントスワップ契約は口座のパススルー機能を実装しており、一つのコインを使用して複数のコイン建て契約取引ペアを同時に取引することができる。

Bitgetは、3月末にクアントスワップ契約をリリースし、グローバル公開テストを開始する予定であり、BTC・ETH ・EOSの3つのメジャーコインに対応する予定だ。

BitgetグローバルCEOのサンドラは以下のように述べる:

「プロ版USDT契約とクアントスワップ契約は、Bitgetが今年世界中のユーザーの方々のためにリリースする大きな製品のうちの一つです。3月末のリリース後には、より多くのユーザーの皆様に体験していただき、たくさんのご意見をお聞かせ願いたいです。 また、今後もユーザーの方々のフィードバックに基づいて、より多くのコインに対応していく予定です。」