zkSyncトークン、ネットワーク負荷やRPC問題抱える中でローンチ

期待されていたzkSyncトークン(ZK)が6月17日に取引所で正式にローンチした。

コインマーケットキャップによると、ZKの総供給量は210億ZKであり、時価総額は約9億7100万ドルだ。トークンはバイナンス、バイビット、ゲート.io、クーコインなどの取引所でローンチされ、最高0.30ドルに達したが、その後約0.25ドルに下落した。

ネットワーク負荷、RPC問題

トークンローンチ直前、zkSyncはXでネットワークが高負荷を経験し、一部の遠隔手続き呼び出し(RPC)サービスの性能が低下していることを発表した。

RPCはノード間の通信を行い、トランザクションの送信やデータのクエリなどのネットワーク操作を行う。Xの投稿時点で、チームはRPC容量の増加に取り組んでいると説明し、「最新情報をお待ちください」と投稿している。

最近のZKトークンエアドロップの対象となる69万5000以上のウォレットが発表された後、zkSyncを偽装する悪意のあるDAppsの「顕著な増加」が強調された。

Web3セキュリティプラットフォームBlockaidのCEO、イド・ベンナタン氏はコインテレグラフとのインタビューで、悪意のあるDAppsが「検出を回避しユーザーに到達するためにドレイナーSDKを使用している」と説明した。

「詐欺師たちはTwitter(X)のコメント欄を利用してターゲットオーディエンスに到達している。ZKの最新ツイートの返信欄を見ると、Twitterの認証アカウントを悪用して悪意のあるDAppsへのリンクを配布している多くのアカウントが見つかるだろう」

zkSyncのトークン配布プログラムは6月17日から7月16日まで実施され、対象ユーザーに1050万ZKトークンを配布する予定だ。

しかし、コミュニティはシビルファームをフィルタリングする方法論に関する懸念を表明した。

zkSyncチームは、コミュニティのために公正で透明な配布プロセスを確保するためにこれらの懸念に対処するとした。