イエール大学でコンピューターサイエンス科学の教授を務めるデイビット・ゲランター氏とゴールドマンサックスに19年間勤務するロブ・ローゼンタール氏が新たにSNS「レボリューション・ポピュリ(Revolution Populi)」を開始すると明らかにした。ビジネスインサイダーが22日、報じた。
ゲランター氏は現実の都市や社会がデジタル化された世界「ミラーワールド」という言葉を広めた人物として知られる。
両者はブロックチェーン技術を使うことでプライバシーを確保し、分散化を可能にするという。レボリューション・ポピュリでは中央管理者が広告主にデータを販売するのではなく個人のデータを共有したり販売したりするのは個人がコントロールすることになるとしている。
ローゼンタール氏はビジネスインサイダーに対して、ブロックチェーン技術を使う利点を以下のように述べた。
「第一に分散型であること。ユーザー以外は誰も所有や管理、制御ができない分散型データベースを作成できる。民主的であり、現在2社(フェイスブックとグーグル)が独占する人々の生活の所有権を取り戻す方法だ」
スマートコントラクトの実装により、ユーザーがデータへのアクセスを個人で管理し、フェイスブックなどのSNSプラットフォームにデータを渡す代わりに対価を得ることができるという。
このプラットフォームの開発のために、両者は今後数カ月以内にイニシャル・コイン・オファリング(ICO)を実施する予定で、2020年の完成を目指している。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版