要点:

  • ビットコインは6週にわたる「価格発見上昇」を続けてきたが、調整局面入りの時期に差しかかっている。

  • 過去の半減期サイクルでは、2度目の上昇局面は5〜7週で終了する傾向がある。

  • 今回下落があっても、第4四半期に新たな史上最高値をつける可能性は残されている。

ビットコイン(BTC)は、最新の「価格発見上昇」の最終週にあたる7週目を月曜日に迎える見通しだが、価格は12万ドルを下回ったままだ。

日曜に人気トレーダー兼アナリストのRekt Capital氏が発表した最新の分析によれば、ビットコインは新たな高値更新の猶予がなくなりつつある。

ビットコインは「価格発見調整」局面入りの典型的な水準に到達

過去のパターン通りなら、ビットコインは直近の史上最高値12万4,500ドルを更新できないリスクがある。

強気相場の進行状況についてXで更新したRekt Capital氏は、ビットコインが2024年の半減期以降、2度目の「価格発見上昇」の7週目に入ろうとしていると指摘した。

各半減期後の強気相場は、一連の上昇局面と調整を繰り返しながら展開してきた。ビットコインの歴史を通じ、そのタイミングはおおむね似通っている。

「歴史的に見て、ビットコインの1回目の価格発見上昇は6〜8週目に終了する傾向がある。一方で2回目は5〜7週目で終わる傾向がある」と同氏はまとめた。

「価格発見上昇2の7週目は明日から始まる」
BTC/USD one-week chart. Source: Rekt Capital/X

年初のチャートによれば、2度目の上昇局面の上値目標は16万ドル弱に位置している。

「過去の価格発見調整を精査すると、開始は2017年が8週目、2021年が6週目、2013年と2025年が7週目だった」と、7月のニュースレターは指摘していた。

2025年には、最初の調整局面でビットコインは11万ドル近辺から7万5,000ドルを割り込むまで下落し、約30%のドローダウンを記録した。これは過去の半減期サイクルでも珍しくない規模だった。

第4四半期に新たな史上最高値か

トレーダーのDaan Crypto Trades氏も、BTC/USDがまだ「8月と9月の連続上昇」を記録していないことを指摘した。

一方で、下落は年末に向けた大局的なサイクルトップの前触れとなる可能性もある。

「強気相場の年は多くの場合、短期的な急落の後に第4四半期の爆発的な上昇が訪れる」と同氏は日曜の投稿で述べた。

「今後1〜2カ月で大きな調整が起きれば歓迎すべき展開であり、それが年末ラリー前の最後の大きな下落になる可能性が高い。そうでなくても問題はないが、その場合はより大きな高値更新が前倒しで起きると考えられる」
BTC/USD monthly returns (screenshot). Source: CoinGlass

データ分析サイトCoinGlassによれば、BTC/USDは8月にすでに2.1%上昇しており、平均の1.8%を上回っている。対照的に、9月は平均で3.8%の下落を記録してきた。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

bitbankで新規口座開設後、1万円の入金でもれなく現金1,000円プレゼント!【PR】

コインベース, ドージコイン, 仮想通貨, ステラ, ビットコイン価格, XRP, マーケット, 仮想通貨取引所, カルダノ, 仮想通貨・暗号資産価格分析, バイナンスコイン(BNB), Chainlink, Market analysis, Ether Price, Solana, Ethereum ETF, ETF