リップルの2020年の仕事始めは、仮想通貨XRPを10億XRP(1億9200万ドル相当)をエスクローウォレットからアンロックすることだったようだ。

仮想通貨モニタリングのホエールアラートが1月1日、リップルのブロックチェーン上で10億XRPがアンロックされたことを伝えた。

これはリップルが17年に導入した仕組みだ。同社が持つ550億XRPをロックアップした上で、55ヶ月にわたって資金をリリースしていく。アンロックされたXRPはリップルが、取引所や金融機関などに売却する。

最近、リップルの最高技術責任者(CTO)であるデービッド・シュワルツ氏は、リップルによるXRP売却は「取るに足らない金額だ」とツイッターで発言したばかりだ。

この発言は、XRPコミュニティの一部から出ているリップルのXRP売却への批判に応えたものだ。昨年はXRPコミュニティの一部からリップル社によるXRP売却に不満を募らせ、「投げ売りはやめろ」と主張していた

今回のXRPのエスクローウォレットでのアンロックでも、市場はほとんど反応せず、0.19ドル台前半で取引されている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン