XRP(XRP)が心理的節目である3ドルを再び上回り、大きな値動きへの期待が再燃している。チャートで繰り返し出現している強気シグナルが、その見方を裏付けている。
RSIゴールデンクロス、30〜40%上昇の余地
XRPの3日足相対力指数(RSI)がゴールデンクロスを示し、14期間移動平均線を上抜けした。これは強気派に有利な方向へモメンタムが再び傾いていることを示している。
実際、6月のRSIゴールデンクロスでは、その後1か月で価格が75%上昇した。4月には28%超の上昇、昨年11月には575%という急騰も同様のクロスオーバー後に発生している。
今回のクロスオーバーは、XRPが50期間指数平滑移動平均線(EMA)のサポートを再テストするタイミングで起きており、過去のゴールデンクロス上昇局面と一貫して重なっている。
3ドル突破、50期間EMAサポート、RSIクロスオーバーといった要素が重なったことは、XRPが10月にフィボナッチ1.0リトレースメント水準の3.39ドルに向かう確率を高めいる。これは現在の水準から11%の上昇となる。
さらにXRP/USDペアが3.39ドルを明確に上抜けすれば、フィボナッチ1.618エクステンション水準である4.32ドルまで上昇する可能性があり、10月から11月にかけて40%の上昇となるシナリオが浮上する。
また、下降トライアングルのブレイクアウトも強気シグナルを補強しており、上方トレンドライン突破後には3.98ドルがターゲットとなり、現在水準から30%の上昇余地を示している。
利益確定は過去サイクルより穏やか
オンチェーンデータによれば、XRPが3ドルを上回った今回の上昇では、過去の強気相場トップに見られた極端な利益確定売りは発生していない。
グラスノードのデータによると、コストベースを上回って取引されているXRPの割合を示す「利益供給率」は、2024年11月のブレイクアウト以降、高止まりした状態を保ち安定している。
過去のサイクルでは、この指標が90〜100%に急上昇すると、急激な売りと大幅な下落が発生する傾向があった。しかし今回は、投資家がより忍耐強くホールドしている様子がうかがえる。
この安定性は、長期投資家が短期での利確に積極的でなく、現在のトレンドを強く信じていることを示しており、特に10月に予定されている複数のXRP ETFの判断を控えた動きとして注目される。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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