米ワイオミング州は、フォークやエアドロップ、ステーキングなどをカバーする仮想通貨カストディ規則を公表した。同州のブロックチェーンタスクフォースのプレジデント、ケイトリン・ロング氏が11月11日にニューヨークで開催されたフォーダム・ロー・ブロックチェーン・レギュレイトリー・シンポジウムで発表したとツイッターで述べた

ワイオミング州では今年2月仮想通貨関連ビジネスの発達のため、3つの関連法案を可決し、特別な目的の預金取扱機関(SPDI)が承認された

具体的には、銀行が仮想通貨のカストディアン(資産管理者)になることを認める法案、伝統的な銀行と取引できない仮想通貨企業に対して特別に預託機関を創設する法案、ブロックチェーンのトークンを使った証券の発行を認める法案が可決された。

今回、ロング氏は、新たに公開したカストディ規則は、フォークやエアドロップ、ステーキング、顧客通知要請などを含む、これまでにないさまざまな分野における仮想通貨カストディアンに向けたものだとしている。エアドロップに関しては、フォークやステーキングなどによるすべての収益は、事前に書面で同意していない限り、カストディアンではなく、自動的に顧客の元に配分される

今回の規則では、SPDIは、カストディを通じた仮想通貨の再担保を許可、促進を禁じられる

ワイオミング州は以前、仮想通貨に否定的な州とされていたが、今年に入ってさまざまな規制を承認する動きがみられており、今年2月に、仮想通貨を通貨と定義する法案が通過している。


翻訳・編集 コインテレグラフジャパン