仮想通貨クロスチェーンプロトコルのワームホール(Wormhole)が、25億ドル(3676億円)の評価額で2億2500万ドル(約330億円)の投資を確保した。
11月29日の発表によると、この投資ラウンドはブレバン・ハワード、コインベース・ベンチャーズ、マルチコイン・キャピタル、ジャンプ・トレーディング、パラファイ、ダイアレクティック、ボーダレス・キャピタル、アリントン・キャピタルが参加した。
ワームホール・ファンデーションはまた、ワームホール・ラボの立ち上げも発表した。ワームホール・ラボは「独立した技術企業であり、クロスチェーン活動と開発を促進する製品、ツール、リファレンス実装を専門に開発する」という。現在、ワームホールのブロックチェーン間通信テクノロジーは資産のブリッジ、オラクルデータフィードの供給、非代替トークンの転送に使用されている。
ワームホールは2021年に立ち上げられ、これまで350億ドル以上の取引を仲介してきた。開発者によれば、プロトコルが毎日30以上のチェーンで200万以上のクロスチェーンメッセージを処理しているという。
2022年2月、ワームホールはイーサリアム-ソラナブリッジ上の不正なバグを通じて3億2130万ドル以上の8ハッキングを受けた。この事件の直後、ベンチャーキャピタルのジャンプ・クリプトは、ハッキングで失われた3億2000万ドル以上の資金を補填することを約束した。
5月には、旧テラエコシステムの投資家がジャンプ・トレーディングを提訴した。ジャンプ・クリプトを所有する高頻度取引会社であるジャンプ・トレーディングとそのCEO、カナヴ・カリヤ氏がテラUSDの価格を操作し、約13億ドルの利益を得たと主張している。これらの主張はまだ法廷で証明されていない。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン