再びビットコインに対する明確な批判が生まれた。今回はウルフ・オブ・ウォールストリート、ジョーダン・ベルフォートだ。

 

ベルフォートはビットコインを詐欺と呼び、〝私がビットコインから見つけた最大の問題で、私がビットコインを絶対買わない理由は、ビットコインはハッキングによって簡単に盗まれ得るからだ。私はそのようにしてすべてのお金を失った人を知っている″と述べた。

 

この発言はJPモルガンチェースバンクCEOのジャミー・ダイモン氏がビットコインを詐欺と呼んでわずか数週間後のことだった。(ダイモン氏は)自社の口座を使ってビットコインを取引した従業員を解雇することを示唆した際に、ビットコインへの嫌悪感を明白にした。しかしながら、JPモルガンは(ダイモン氏の)発言の数日後に大量にビットコインを購入した。

 

しかし、ジャミー・ダイモン氏はビットコインに対してこうした見解を持つ唯一の人物ではない。世界最大のヘッジファンドであるブリッジウォーターの創設者であり、社長であるレイ・ダリオ氏最近、ビットコインはかなり不確かなマーケットであり、事実上、バブルであると述べた。

 

ベルフォートもまた、ビットコインは不自然な欠乏を生み出すプログラムによってのみ裏付けられている奇妙なものだとみなし、そのため、仮想通貨は不安定であると述べた。

 

ベルフォートは仮想通貨のコンセプトは信じているが、今のモデルは問題を多く抱えすぎていると指摘した。彼によれば、仮想通貨には未来があるが、そのためには仮想通貨は中央政府による何かしらの裏付けを得ることが必要であると彼は考えている。

 

彼の意見では、中央銀行は遅かれ早かれ、彼ら自身の、より安定した仮想通貨を導入するだろう。

 

“いつか人々がビットコインに対してわけの分からない行動を取り、そしてビットコインを投げ捨てるだろう。その後、何が起こるかは誰にもわからない。”

 

そのような状況では、衝撃をやわらげる例えば連邦準備制度のような緩衝材がない。

 

彼は最後に投資家に警告し、“急に消滅し得るものにあまり多くの額を投資しないように気を付けないといけない”と述べた。

 

※原文

Wolf of Wall Street Calls Bitcoin a “Fraud”

https://cointelegraph.com/news/wolf-of-wall-street-calls-bitcoin-a-fraud