仮想通貨取引所ジェミニの創業者で起業家のウィンクルボス兄弟は、CNNとのインタビューの中で、仮想通貨市場は未だに個人投資家主導で「ウォール街は居眠り運転している」と述べた。
ビットコインへの投資は安全なのか聞かれたタイラー・ウィンクルボス氏は、「インターネットと異なり、新たなインターネットのマネーの一部を買えるということだ」と説明し、次のように述べた。
「この市場は個人投資家が未だに牽引している。多くの人がうまくやっているよ。ウォール街は居眠り運転している」
またキャメロン・ウィンクルボス氏は、ビットコインは投資資産としては金(ゴールド)に近く、価値保存手段として機能すると解説。ボラティリティ(変動幅)への懸念もあるが、「我々は乗り遅れるのが怖いから投資しなければならなかった。将来、乗り遅れることはできない」と述べた。
また、タイラー・ウィンクルボス氏は、仮想通貨のみが不正行為に使われていると批判されている風潮に苦言を呈した。
同氏は、確かにビットコインは一部の悪い奴らに使われてきたが、多くはすでに刑務所にいると強調。「賢い犯罪者は、ビットコインは追跡可能であるため、ビットコインを使っていない」と述べた。その上で、「より多くの犯罪者が、他の何より米ドルを使っている」と指摘した。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版