起業家のウィンクルボス兄弟は7日、米SNSのレディットで「ビットコインETF発行にむけて今まで以上に真剣に取り組んでいる」と発言した市場関係者が注目するビットコインETFだが、ウィンクルボス兄弟が申請したビットコインETFは、去年7月、米証券取引委員会(SEC)によって拒否された。

レディットで行われたセッション「Ask Me Anything(私に何でも聞いて)」で、ビットコインETF認可の見通しについて聞かれたウィンクルボス兄弟は、SECの懸念に応えられるよう努力しているとし、マーケットプレースの監視強化を目指していると回答。ナスダックのSMARTSマーケット・サーベイランス技術をジェミナイ取引所に組み込んだり、専門のチームを作って、価格操作や詐欺的な行為の監視を行っていると話した。

SECは、去年7月にウィンクルボス兄弟のビットコインETFを拒否した際、上場申請先として選んだのはBats BZX取引所が「詐欺や価格操作などを防ぐ上でSECが求める水準」に達していないことを理由の一つにあげていた。

 

ビットコインは時価総額7兆ドルを超える

一方、ウィンクルボス兄弟は、ビットコインについても相変わらず強気だ。「ハードマネー(価値保存手段)」としてのビットコインを高く評価し、長期的に勝者になる可能性が高いと指摘。次のように述べた。

「我々は、ビットコインは金より金らしい存在と信じている。もし正しければ、ビットコインの時価総額は、金の時価総額の7兆ドル(約756兆円)を超えるだろう」