ウィンクルボス兄弟のビットコインETF拒否 SECはビットコインより取引所の問題を指摘 

 米国証券取引委員会(SEC)は26日、ウィンクルボス兄弟が申請していたビットコインETF(上場投資信託)を拒否すると発表した。この発表を受けてビットコイン(BTC)価格は心理的な節目となる8000ドルを下回っている。

 タイラーとキャメロンのウィンクルボス兄弟は、米国の仮想通貨起業家で仮想通貨取引所ジェミニを経営する。ウィンクルボス兄弟がビットコインETFの上場申請先として選んだのはBats BZX取引所だ。ウィンクルボス兄弟は、2017年2月にビットコインETFをSECによって拒否された際、SECに「拒否の見直しを求める嘆願書」を提出。「仮想通貨市場は価格操作への耐性など特徴がある」と訴えたものの、今回SECは「そういった結論を支持することはできない」と結論づけた。

 またSECは拒否の理由として、ビットコインやブロックチェーンが「イノベーションや投資としての価値やユーティリティー」を持っているかの評価に基づいていないと強調。BZXが「詐欺や価格操作などを防ぐ上でSECが求める水準」に達していないのが理由だと述べた。

 さらにSECは、ビットコイン取引の大半が、アメリカ合衆国の外にある「規制されていない取引所」で行われていること懸念を示し、流動性が低いことにも一抹の不安があると述べた。

 仮想通貨コミュニティーの注目が集まるのはシカゴオプション取引所(CBOE)が申請したビットコインETFで、SECは、8月10日から9月24日までの間に結論を出すとみられている。