仮想通貨取引所ジェミナイが、米証券取引委員会(SEC)に対して新規株式公開(IPO)に向けた申請を行った。6月6日のプレスリリースによると、同社はSECフォームS-1に基づき、登録届出書案を提出した。

この届出は、公開前に機密情報を開示せずにIPO準備を進めることを可能にするもので、米中貿易摩擦の緩和によって投資家心理が回復しているタイミングに合わせた動きとなる。

提供予定の株式数や1株あたりの価格帯は未定で、上場時期も明らかにされていない。

ジェミナイは2014年に、双子のキャメロン・ウィンクルボス氏とタイラー・ウィンクルボス氏によって創業された。2021年11月には、評価額71億ドルで4億ドルの資金調達を発表している。2022年11月時点では約1000人の従業員を抱えていたが、後に「クリプト・ウィンター」の影響で一部人員削減に踏み切った

また、2023年1月には、同社の「Earn」プログラムが未登録証券の販売に当たるとして、SECと対立した経緯もある。

なお、ウィンクルボス兄弟は、米国のトランプ大統領の選挙キャンペーンにも多額の寄付を行っており、それぞれ100万ドルずつを提供していたが、個人の寄付上限を超えたため返金されている。

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IPO熱が再燃

IPO市場では、6月5日に上場を果たしたステーブルコイン発行企業サークルが成功を収めたことにより、注目が高まっている。さらに、3月に上場したAIインフラ企業コアウィーブの株価が急騰したことで、IPO熱が再燃している。

6月5日の終値時点で、サークルの株価は初値から167%上昇。需要超過となったラウンドには、ブラックロックが10%の出資を検討したほか、キャシー・ウッド氏率いるARKインベストメントも1億5000万ドル分の株式取得を模索していると報じられている。

サークルの株価は6月6日も勢いを維持し、さらに32.2%上昇している。一方、コアウィーブは3月28日のIPO以来、1カ月で株価が158%上昇した。グーグルファイナンスのデータによると、AIブームとGPU需要の高まりが背景にあるとされる。

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