イタリアの高級スポーツカーメーカー「アウトモビリ・ランボルギーニ」は5月7日、既存モデルのオープンスポーツ仕様車「ランボルギーニ ウラカンEVO RWD スパイダー(Huracán EVO RWD Spyder)」を発表した(税別価格2653万9635円)。これに続く5月14日、「アウトモビリ・ランボルギーニ・コレクション」シリーズと題するブロックチェーン基盤のデジタルスタンプ集を発表し、第1弾がウラカンEVO RWD スパイダーであることを明らかにした。

同シリーズは、イタリアのデジタルスタンプ作成・収集アプリを運営するスタートアップ企業Bitstamps(ビットスタンプ)とのコラボレーションにより実現したもの。ランボルギーニの本拠地サンタアガタ・ボロネーゼの歴史、また20台以上の車種をテーマにしたデジタルスタンプ集になるという。

ウラカンEVO RWD スパイダーのスタンプは、Bitstampsアプリ上において、シリアルナンバー付きの限定2万個がすでに販売中だ。アンドロイド版アプリ、iOS版アプリとも日本でもダウンロード可能で、ウラカンEVO RWD スパイダーのスタンプの価格は1100円(iOS版)となっている。

同社プレスリリースによると、個々のスタンプはブロックチェーン技術により保証され、ヒストリー(履歴)とオリジナリティを誇る「シングル(一意の)」デジタル・オブジェクトとなっているそうだ。またこれらデジタルスタンプは購入・収集に加えて、今後開設予定のマーケットプレイスにおいて、(ユーザー間での)売買が可能になるという。

「デジタルスタンプは、紙の切手と同じように、購入・収集、また売買できる。(アプリを使った)デジタルスタンプの収集状況の確認や鑑賞が可能だ。プレゼントとして贈ったり、売買したりも行える」

コインマーケットキャップは2018年4月、「ランボ」という通貨(1ランボは20万ドル=約2141万円に相当)を資産リストに追加するというエイプリルフール・ジョークを披露した。仮想通貨でランボルギーニを買うという目標に関する、当時コミュニティで流行した冗談のひとつだ。

かつて、「When Lambo」(ランボルギーニはいつ?)と題されたウェブサイトでは、任意の仮想通貨および額を入力し「When Lambo?(いつランボ?)」をクリックすると、20万ドル相当のランボルギーニ・アヴェンダドールをいつ買えるのか、架空の日付を算出していた。同サイトは、2020年5月中旬現在では、正常に算出できない状態となっているようだ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン