米格付け会社のウェイス・レーティングはビットコインの仮想通貨格付けを「A(エクセレント)」に格上げしたことを明らかにした。


ファンダメンタルズ改善が影響

ウェイス社は7日のツイートで、以下のように発表した。

「ウェイス仮想通貨格付けによるBTCは現在A-(エクセレント)。ファンダメンタルズや半減期に向けたポジティブな価格動向が影響した。」

ウェイス社は2019年3月、「普及率やテクノロジーの組み合わせ」の評価で、仮想通貨XRPを最も高く評価し、ついでEOS、ビットコインは3位になっていた。昨年3月に「A」だったXRPは現在は「B-」、EOSは「C」まで格下げされた。

一方で中国ではEOSが最も高く評価されている。昨年12月、中国の工業情報化部傘下のシンクタンク、電子情報産業発展研究院(CCID)が発表した中国仮想通貨ランキングではEOSがトップ。イーサリアムが2位でトロンが3位につけている。ビットコインは9位で、XRPは18位だ。


ウェイス社は半減期を重視

ウェイス・レーティングは今年5月の半減期を価格の押し上げ要因になるとみて重要視している。これまでにも過去2回あった半減期の価格推移から「絶対に」上がるなどと強気の予想を示している。

半減期では、ブロックを作成するマイナーに対する報酬が半減される。ブロックを作成するマイナーへの報酬が半減することなどから価格の上昇圧力になると指摘する声がある。

9日に1万ドルを回復したビットコインに対してはデジタル資産管理会社モルガン・クリーク・デジタル共同創設者でビットコイン強気派のアンソニー・ポンプリアーノ氏が「2021年末までに10万ドルまで上昇する」など強気の姿勢を示している。

ウェイス社は「唯一の問題はビットコインがどれだけ上昇するかだけだ」と指摘した。

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翻訳・編集 コインテレグラフジャパン