仮想通貨業界では、市場の低迷が長引く中、過去3カ月間にわたって週間アクティブ開発者が26%以上減少していることが、最新のデータで明らかになった。

ブロックチェーンデータアグリゲーターのArtemisによると、4つの主要なスマートコントラクトプラットフォームであるイーサリアム、ポルカドット、ソラナ、コスモスはさらに高い落ち込みを経験しており、過去3ヶ月間に開発者の活動においてそれぞれ30.5%減、 43.6%減 、 48.4%減 、 48.9%減を記録し、

Source: Artemis

興味深いことに、分散型データストレージプロトコルのインタープラネタリー・ファイルシステム(InterPlanetary File System、IPFS)とブロックチェーンネットワークのインターネット・コンピューター(Internet Computer)は、この期間を通して成長した数少ない上位スマートコントラクトプラットフォームであり、それぞれ206.6%と21.7%の増加となっている。

ブロックチェーン開発者は、ブロックチェーンのアーキテクチャ設計、インフラの保守とアップグレード、分散型アプリケーションを動かすスマートコントラクトの構築などを主に担当する。

ブロックチェーン開発者の活動は、スマートコントラクトプラットフォームの成功のための最も重要な指標の1つと考えられており、開発者が不足しているプラットフォームは、おそらく成長するのに苦労することになる。

仮想通貨研究者でTascha Labsの創設者であるターシャ・チェ氏は9月8日、今回の下落は「トゥーリストビルダー」や「トゥーリスト投資家」の退場によるものであり、それほど懸念するものではないと指摘する。同氏によれば、今後は正規のビルダーが「平和と静けさを手に入れ、本当の仕事をこなす」ことができることになるという。