Visaは、Visaクリエイタープログラムの正式な立ち上げを発表した。これはアートや音楽、ファッション、映画の分野で働くクリエイターが、非代替性トークン(NFT)を活用できるように支援するプログラムだ。Visaによれば、このプログラムの目標は、ブロックチェーン技術とNFTに関する教育を通じて、デジタルクリエイターたちに力を与えることだ。

Visaでは2021年10月にこのプラグラムの最初の対象者として、元メジャーリーガーのマイカ・ジョンソン氏を選んでいる。同氏は2018年に怪我で野球界を引退し、その後ビジュアルアーティストに転身している。NFTアートを通じて、黒人の宇宙飛行士のキャラクターAkuを展開している

CryptoArtによると、ジョンソン氏のアートはこれまでに合計6178ETH(約2090万ドル)の売上を得ている。

ジョンソン氏がVisaクリエイタープログラムに参加するが、ほかの候補者についてはこれから選好されることになる。

Visaで仮想通貨担当の幹部であるカイ・シェフィールド氏は「NFTはクリエーター経済の強力な加速器になるだろう」と発表の中で述べている。Visaクリエイタープログラムは「この新しいタイプの中小企業がデジタルコマースの新しい媒体を利用する」のを支援するものになると付け加えている。

Visaでは2021年8月にクリプトパンクスのNFTを15万ドルで購入するなど、NFT分野に積極的に関わってきていた。