スナップチャットを支援するベンチャーキャピタル「ライトスピード」が、仮想通貨業界への投資強化を計画している。テック系雑誌のリコードが17日に伝えた。

 ライトスピードのパートナー、アーロン・バタリオン氏は、3つの方法を検討することで、ライトスピードの投資を増加させる取り組みを行なっている。3つの方法とは、新たなファンドの設立、既存ファンドの一部活用、全く新しいプロジェクトのローンチである。複数の情報源からの話として、リコードが伝えた。

 リコードによると、ライトスピードは新たなファンド設立よりも、既存ファンドの一部を仮想通貨への投資用に開拓していくことに注力している。また、バタリオン氏は、なるべく早めにライトスピードのゼネラルパートナーの地位を退き、仮想通貨のプロジェクトを立ち上げる意向があり、ライトスピードには、この新たな可能性を秘めたプロジェクトを財政的に支援する用意があるという。

 ライトスピードにおいて、仮想通貨に関心を寄せるパートナーはバタリオン氏だけではない。スナップチャットへの投資をリードし、今やビットコインの強力な味方であるジェレミー・リュー氏は、14年にライトスピードが行った、仮想通貨ウォレットBlockchain.comへの初期投資に参加していた一人だ。

 ライトスピードが持つ仮想通貨への関心は、従来型の主要なベンチャーキャピタルの多くにも見られる。コインテレグラフが先月報じたように、コムキャストベンチャーズやロックフェラー家のベンチャーキャピタル部門であるベンロックは、仮想通貨業界参入の動きを見せている。