米国の資産運用会社の一つであるヴァンエックのビットコイン(BTC)先物上場投資信託(ETF)がいよいよローンチする。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)の公式発表によると、ヴァンエックのビットコイン先物ETFは、米国時間16日にCBOEでティッカーシンボルXBTFで取引を開始する。

10月19日には、ニューヨーク証券取引所で取引を開始したことで米国初のビットコイン先物ETFとなったプロシェアーズのビットコイン先物ETFが始まっている。今回のヴァンエックのビットコインETFなど、米国ではBTC先物ベースのETFの数が増えている。ヴァルキリー社のビットコイン先物ETFも、10月にナスダックで取引を開始した。

一方で、米国証券取引委員会(SEC)はヴァンエックのビットコイン現物ETFの申請を却下している。SECは、ETFを上場させるには、「詐欺的で操作的な行為や慣行を防止する」、または「投資家と公共の利益を保護する」ための基準を満たしていないと主張した。

1955年に設立されたヴァンエックは、テーマ別や金をベースにしたETFや投資信託を専門とする米国の資産運用会社。さらに、ビットコイン先物ETFを初めて申請した米国企業の一つとして、仮想通貨コミュニティで知られている。同社は、複数のビットコインETFの申請をSECに提出しているが、現在までに承認されたのは先物ETFのみだ。