インドの大手仮想通貨取引所ワジールX(WazirX)は4日、4時間にわたるシステム障害が発生した。

ワジールXのCEOを務めるニシャル・シェティ氏は5日、ツイッターで、インフラプロバイダが設定した「インターナルリミットに達した」とし、ワジールXで大量の取引にシステムが耐えられずに、全ての売買や送受金などのサービスが停止したという。ユーザーの中にはシステム障害によって生じたサービス停止中に口座から資金がなくなっていたと報告した人もいるようだ。

シェティ氏は口座資金が表示されないことについて、「システムの一部が機能していないことが原因だ」としており、全てのサービスが再開され次第、再び表示されるようになるという。

システム障害が報告されてから4時間後、シェティ氏はユーザーが再び口座の資金を確認できるようになり、注文のキャンセルも可能になったとしているが、取引は以前再開されていないようだ。
 

ワジールXの共同創業者であるCOOを務めるシッダールタ・メノン氏によると、障害が発生する直前に、ワジールXで過去最高の取引量となっていたという。ワジールXはインド最大手の取引所であり、ネイティブトークンであるWRX価格は1日で160%以上上昇し、4.15ドルに達している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン