14時7分時点のドルウォンは1177.55ウォンとややプラス。韓国総合株価指数も+1.10の2098,29とプラス圏での推移だ。

ただ、韓国政府は、23日午前0時に失効期限が迫るGSOMIA(日韓軍事情報包括保護協定)を予定通り破棄するかどうかの最終判断を本日行う。NHKでは本日夕方までに韓国政府が最終的な立場を明らかにすると報じた。

韓国政府は、日本が輸出規制強化を撤回することが協定破棄を見直す条件だと主張しているが、日本政府はこの要求に応じない姿勢を続けている。

韓国の世論調査期間「韓国ギャラップ」が22日に発表した世論調査では、GSOMIAの破棄が「正しい」と答えた人が51%、「正しくない」と答えた人が29%だった。

協定失効は北朝鮮の核・ミサイル開発に対する日米韓の軍事的な連携のほころびを象徴する事態になる。

8月のGSOMIA破棄を決定した時、ウォンは急落した。今回も、予定通り破棄する事態になればウォン安が進み、ドルウォンは上昇する可能性が高い。

テクニカル分析

ドルウォン予想レンジ 1175~1185ウォン

GSOMIAが注目されるが、テクニカル的には上昇する可能性が高い。10月2日の高値1207.89から11月7日の安値1153.11ウォンの半値戻しの水準が1180.50ウォンなので、そのポイントを意識した展開になっている。1180.50ウォンをブレイクできるかに注目だ。ブレイクしたら100日移動平均線1188がターゲットになるだろう。