10時51分時点のアジア株式市場は日経平均が0.28%安、上海総合指数は0.06%安、香港ハンセン指数は0.16%安、韓国総合株価指数は0.23%高と概ね下落している。

米下院で審議されていたトランプ大統領の“ウクライナ疑惑”に対する弾劾訴追は賛成多数で可決された。しかし上院では共和党が多数派であり、実際に罷免される可能性は低く、金融市場にそれほど影響は出ていない。

ドルオフショア人民元は0.15%安、ドル円は0.03%高、ユーロドルは0.11%高で推移している。米10年債利回りは1.906%となり高値からは低下している。

24日で調整が進んでいる日韓首脳会談の材料ともなる強制徴用問題に関し、「文喜相案」が韓国国会に提案された。これは日韓両国の企業と国民の寄付金で強制徴用被害者に慰謝料を払うというもの。輸出管理に関する日韓局長級の政策対話も開催され日韓関係改善の動きが進んでいるが、どこまで改善できるかは不透明のままだ。

ドルウォンは0.14%安の1164.90となっている。

ドルウォン テクニカル分析と相場見通し

今日のドルウォンレンジ
1162~1169

一目均衡表で確認すると、ドルウォンは雲を完全に下離れており、ウォン高の流れが続いている。株式市場は直近の上昇に対して調整の動きになりつつあり、ドルウォンもここまでのウォン高の調整があっても不思議ではないが、特段の材料がなければ一目均衡表の雲下限あたりで跳ね返される可能性が高いだろう。本日は上値が重いながらも昨日安値を下回らず調整の1日になるのではないか。