ドル円予想レンジ 108.50~109.50円
5時42分時点のドル円は108.98円と109円割れで推移している。NY時間の安値は108.92円。NYダウは27783ドルと268ドル安、米国10年債利回りは1.826%と0.05%高で推移している。
注目されていたISM製造業購買担当者景気指数の結果が48.1と予想の49.2を下回った。前回の48.3も下回る結果で、米製造業のセンチメントが低迷していることを示した格好だ。
ドル円は109.72円まで上昇し、心理的節目の110円を試すか注目されたが、予想外に悪いISM製造業購買担当者景気指数で売りが誘発された。
また、通貨安が進んでいるブラジルとアルゼンチンから輸入する鉄鋼とアルミニウムに直ちに関税を課すとトランプ大統領が表明したことや、米中貿易協議に対する警戒感も再燃し、リスク回避のドル売り・円買いが進んだ。
ブラジル・レアルはドルに対して過去最安値を更新している(11月27日に参照記事)。
ドル円 テクニカル分析
20日移動平均線(108.97円)、200日移動平均線(108.91円)が下値支持線となっているが、この水準をキープできるかに注目。米国10年債が1.8%台をキープしているので、大きく売られる展開にならないと予想しているが、NYダウ先物の下落などリスクオフの流れが続くと下値模索になる恐れもあるので注意が必要だ。