ニューヨーク市場でのドル円は上値が重い。ダウ平均は買い戻しによって、一時461ドル高まで上昇していたが、123.77ドル安の26,957.59ドルで引けた。米国10年債利回りも1.301%まで下落し、過去最低を更新している。

新型コロナウイルスの感染拡大に改善の兆しがなく、ブラジルでも感染例が確認されたことや、CDC(米疾病対策センター)が「米国内で感染が起こると予想している」と述べたことが嫌気された。本日、トランプ大統領がどのような声明を発表するかに注目が集まっている。

本日は、米国で重要指標の発表が相次ぐ。耐久財受注(予想コア0.2%)、第4四半期実質GDP(予想前期比2.1%)、中古住宅販売保留(予想前月比2.2%)に注目だ。

ドル円のテクニカル分析と相場見通し

今日のドル円予想レンジ 

110~111円

マーケットはリスクオフの動きだが、米ドル指数は99.045と0.15%の上昇。リスクオフのドル買いが進んでいる。ドル円は20日移動平均線(110.02円)を上回っているので、円安・ドル高トレンドは継続していると判断している。