17日のニューヨーク外国為替市場で円は小幅に反発。ドル円は110.14円で取引を終了した。22時30分に発表された12月の住宅着工件数は、160.8万件と予想の137.5万件を上回り、13年ぶりの高水準となった。
米景気の堅調さから、主要株価指数は過去最高値を更新。またドルにも買いが入り、米ドル指数は0.34%高の97.393で引けた。
しかし、18日からの3連休を控えてドル円は伸び悩んだ。今週は21日からの米上院でのトランプ大統領に対する弾劾裁判や、ダボス会議への警戒感から上値が重い展開が予想される。
2年前のダボス会議では、ムニューシン財務長官が「弱いドルは貿易面で米国の利益になる」とドル安誘導発言をしており、今回も要人発言に警戒が必要だ。
ドル円のテクニカル分析と相場見通し
今日のドル円予想レンジ
109.50~110.50円
心理的節目である110円を超えたことでテクニカル的には強いものの、明日からのトランプ大統領の弾劾裁判やダボス会議を控え、積極的に上値を買う動きは乏しいだろう。また、本日はマーティン・ルーサー・キング・デーで米国市場は休場。