5時48分時点のドル円は109.58円で、11銭ほどのドル高水準。ただ、18日の値幅は23銭と鈍い動きとなっている。NYダウなど株価指数は連日で過去最高値を更新したが、上値は重い。

また、米10年債利回りも1.9%台になっているが、ドル円を積極的に買う動きにはなっていないようだ。

米下院は、ウクライナ疑惑でトランプ大統領を弾劾訴追する決議案を審議し、18日中に採決する見通しで、決議案は可決される公算が大きい。マーケットでは大きな材料になっていないが、様子見ムードが強まっているのだ。

また、本日は日銀金融政策決定会合の結果が発表される。政策金利の据え置きが確実視される中、黒田総裁の発言が注目されるが、マーケットを大きく動かすインパクトはないだろう。

米経済指標では、22時30分のフィラデルフィア連銀景況感指数(予想8.0)に注目。フィラデルフィア地区の製造業部門の景況感を測定する指標で、予想より高い結果はドルの買い材料になる。

ドル円のテクニカル分析と相場見通し

今日のドル円予想レンジ 109~109.80円
まずは米国10年債利回りから確認してみよう。

18日は1.933%まで上昇したが、200日移動平均線に頭を抑えられている。200日移動平均線を再び上抜けば、11月7日の高値1.973%も視野に入るだろう。

ドル円の日足は、以下の通り。

高値もみあいが続いている。米10年債利回りの動きを見ながらの取引となる。米10年債利回りが1.95%を目指せば、12月2日の高値109.73円を試す場面もあるだろう。