「リブラとの関係を考え直せ」 米議員がVISA、マスターカードなどに書簡 フェイスブックの独自仮想通貨

米上院議員が、VISA、マスターカード、ストライプの3社に対して「リブラとの関係を再考するべき」との書簡を送った。ブルームバーグが9日に報じた。フェイスブックの仮想通貨リブラについては、ペイパルが離脱を表明したばかりだ

書簡を送ったのは、民主党のシェロッド・ブラウン上院議員とブライアン・シャッツ上院議員の2人だ。両議員とも上院の銀行委員会のメンバーである。

ブラウン、シャッツの両氏は、リブラがブローバルな金融システムやマネーロンダリングをはじめ、企業の決済ビジネスにもリスクをもたらすと懸念を表明。決済事業を手掛けるVISA、マスターカード、ストライプの3社にリブラ参加の再考を求めた。

「フェイスブックは議会、金融規制当局、そしておそらくあなたの会社にさえ、これらのリスクを真剣に受け止めていることをまだ証明できていない。先に進む前にあなたの会社がこれらのリスクをどのように管理するかを慎重に検討することを勧めたい」

両議員は、フェイスブックのリスク・コントロール能力にも疑問符を付け、それが企業側のリスクともなると付け加えた。

「フェイスブックのリスク管理システムの弱さは、あなたのシステムの弱点ともなるだろう。そして、それはあなたちが効果的に軽減できない可能性がある」

リブラに参加予定だった米決済企業は4日、正式に離脱を表明。VISAとマスターカードについても、リブラ参加を再考しているとの報道が出ている

【関連記事:米ペイパル、リブラ協会参加を正式に見送り フェイスブックの独自仮想通貨に痛手

【関連記事:VISAとマスターカード、フェイスブックの仮想通貨リブラへの支援を「再考」=WSJ報道