米証券取引委員会(SEC)は10月4日、8月下旬に拒否判断を下した9つのビットコイン上場投資信託(ETF)の再審査について、11月5日を期限に意見書の提出を求めると発表した。

3つの別々の申請者から提出された計9つのビットコインETFの再審査について賛成もしくは反対の意見書を募集する。

対象となるのは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)のETF取引所「NYSE Arca」に上場を計画しているプロシェアーズによる2つのビットコインETF。また同じくNYSE Arcaへの上場を計画しているディレクシオンの5つのETF。さらにシカゴ・オプション取引所(CBOE)への上場を計画しているグラナイトシェアーズの2つのETFだ。

SECは8月22日に3社から申請されたETFについて「詐欺や価格操作を防ぐ上でSECが求める水準に達していない」として拒否する判断を下しており、再審査が終わるまでは拒否判断は有効だ。

SECは4日の別の通知の中で、グラライトシェアーズが運営モデルに関して変更および修正が提出されたことを公表している。

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