SEC(米国証券取引委員会)は20日、米運用会社ヴァンエックらが申請しているビットコインETFの可否判断を延期した。前日には仮想通貨に詳しい米著名弁護が「拒否」の可能性もあると予想していただけに、業界関係者はひとまず胸をなでおろしすことになるだろう。

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先週SECは、米仮想通貨資産マネジメントのビットワイズが申請しているビットコインETFの可否判断の期限も延期。SECが審査するビットコインETFは変わらずに2つのままとなる。

SECは最大で240日審査に時間をかけられる。ビットワイズの審査開始日は2月11日、ヴァンエックらの審査開始日は2月20日だ。

今回SECは、ヴァンエックらのビットコインETFに関してさらにパブリックコメントの募集を求めている。以前の通り「(取引所が)詐欺や価格操作などの行動を防止できるようにデザインされているか」「投資保護や公共の利益を損なわないか」を懸念材料としてあげている。

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版