ペンシルベニア大学ウォートン校は、仮想通貨を含む金融テクノロジーについて学ぶオンライン教育プログラムを発表した。同校が5月30日にプレスリリースを公開した。

同プログラム「Fintech: Foundations and Applications of Financial Technologies(フィンテック:金融テクノロジーの基礎と応用」は、決済や仮想通貨、ブロックチェーン技術、クラウドファンディングといった項目の講義やケーススタディを特徴としたコースとなっている。

大学での通常の講義とは違い、業界の先端企業からゲストスピーカーを招くといった特色があり、決済処理のスクエアやネット学生ローンを取り扱うコモンボンド、投資運用会社のバンガードなどが名を連ねる。

ウォートンオンライン(Wharton Online)のシニアディレクターのアン・トランボア氏は、同プログラムは同大学のフィンテック教育における多角的アプローチの一環として公開されたと述べた。また、金融テクノロジーの研究を行う研究センターも併設されているとしている。

フィンテックの教育確立に向けては他の大学も積極的に取り組んでおり、ブロックチェーンやフィンテック技術のカリキュラムへの導入はすでに始まっている。今月初め、トルコのバチェシェヒシュ大学は、ブロックチェーン技術に関する情報支援を提供する目的で、ボストンの米ノースイースタン大学にブロックチェーンセンターを公開した。4月には、米コロンビア大学は、国際的なブロックチェーンコンソーシアム「Bloxberg」に参加している。


翻訳・編集 コインテレグラフ日本版