リップル社のCEOであるブラッド・ガーリングハウス氏は、米国政府がステーブルコイン発行会社テザーを取り締まろうとしていることは「明白」だと述べた。もしそうなれば、仮想通貨市場に予測不可能な影響を与える可能性があるかもしれない。
ガーリングハウス氏は、5月10日の「ワールドクラス」ポッドキャストに出演し、FTXの崩壊のような仮想通貨関連の「ブラックスワンイベント」が「100%」発生すると語った。
「米国政府はテザーを取り締まろうとしているのは明らかだ」と述べたが、詳細は説明をせずに、テザーに対する米国の潜在的な行動が起きるとほのめかすのに止まった。
「私はテザーがエコシステムにとって非常に重要な部分だと考えている」とし、テザーに対して米国当局の規制措置が行われた場合、仮想通貨エコシステムにどのような影響を与えるかを予測することはできないと危惧した。

テザー社は、世界最大の時価総額であるステーブルコインのテザー (USDT) の発行と管理に関わるさまざまな業務を担っている。
2023年10月、米国の上院議員シンシア・ルムミス氏と下院議員フレンチ・ヒル氏は司法省に対し、「バイナンスとテザーがテロリズムを支援するための物的支援と資源を提供している可能性を慎重に評価する」よう要請した。
テザーは、要請があれば「常に法執行機関を支援してきた」とし、世界中の当局との協力を「完全にコミットしている」と回答した。
ブルームバーグは2022年11月、ニューヨークを拠点とする米国検事のダミアン・ウィリアムズ氏が、テザーが資金移動に使用していた銀行から仮想通貨に関連する資金を隠蔽した疑いの初期捜査を、司法省から引き継いだことを報じた。
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