米ドルが20年ぶりの高値を更新する中、ビットコイン（BTC）は、9月1日のウォール街オープンで売り圧力に直面した。
米ドル指数は「減速」前に115を記録する可能性がある
コインテレグラフ・マーケッツ・プロとトレーディングビューのデータは、BTC/USDがビットスタンプで1万9658ドルに下落し、高値から2.7％下落したことを示した。
ビットコインは、重要な2万ドルレベルを強固なサポートに変えようとする厳しいレジスタンスに直面し、マクロ動向が強気派の絵をさらに複雑にしている。
この日のドルインデックス（DXY）は、これまでの最高値を更新し、2002年9月以来の高値となる109.97まで上昇した。
この影響でリスク資産は幅広く下落し、記事執筆時点ではS&P500が1％、ナスダック総合指数が2％下落している。
「DXYは今日も強い」と、人気の仮想通貨取引アカウントKaleoはTwitterでまとめた。
"正直なところ、このレートでは少なくとも数ヶ月かかるはずの~114/115まで減速する兆候はゼロだ。"
仮想通貨アカウントTXMC Tradesを含む他のコメンテーターは、追加のドルブースターとして日本円の下落を指摘した。USD/JPYは140.21を記録し、1998年8月以来の高値を記録した。
RSI divergence traders in disbelief with $DXY bull continuation. It’s almost as if RSI is a bounded oscillator and should not be used for regular divergence
— Cheds (@BigCheds) September 1, 2022
"ドルは2002年に見られたレベルにある。ここが重要な時期だと思う。強気派には反転が必要だ。弱気派にはブレイクアウトが必要だ。」と、ノースマントレーダー創設者のスベン・ヘンリック氏は、DXYの相対力指数（RSI）がと指摘した。
タイミングが悪い？
一方、9月15日は仮想通貨トレーダーにとって暗雲立ち込める日付として浮上している。
8月の消費者物価指数（CPI）インフレ発表の数日後である9月15日は、破綻した仮想通貨取引所マウントゴックスの再生プロセスの一部として、長年の法的作業の後に支払いが開始される。
債権者は、1コイン500ドルを下回る価格で取引されていた約14万BTCを受け取り始めることになる。
この結果生じる売り圧力については議論の余地があるが、この取引開始は、時価総額最大のアルトコインであるイーサリアムがプルーフ・オブ・ワークを廃止し、プルーフ・オブ・ステイクを採用した「マージ」と時を同じくして行われる。
September 15th:
— Justin Bennett (@JustinBennettFX) August 31, 2022
- #Ethereum merge
- Mt. Gox #Bitcoin release begins
What could go wrong? pic.twitter.com/Ha5rBnpSxx
現在、仮想通貨のセンチメントは冷え込み、「恐怖アンド強欲指数」は20/100まで低下し、7月18日以来最も低く、「極端な恐怖」に相当することが確認された。
