サンフランシスコに拠点を置く米大手仮想通貨取引所のコインベースは17日、仮想通貨同士を交換する新サービス「コンバート」を始めたと発表した。また18日には仮想通貨のDAI(DAI)、Golem(GNT)、Maker(MKR)、Zilliqa(ZIL)の4つをコインベースプロのプラットフォームで取り扱いを開始すると発表した。

新サービスの「コンバート」では、顧客はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、ライトコイン(LTC)、0x(ZRX)、ビットコインキャッシュ(BCH)の間で直接交換を行うことができる。このサービスはCoinbase.comと、同社のiOSおよびアンドロイドアプリで利用可能だ。この新機能は、コインベースがサービス展開している34ヵ国で対応する。

また18日には4つの通貨の追加を発表した。GNTとDAIは米国(ニューヨークを除く)、英国、EU,カナダ、シンガポール、オーストラリアのコインペースプロで取り扱う。MKRとZILは米国の顧客は利用できない。

コインベースは12月10日から、12日間連続のプロモーションを進めている(有名なクリスマスソング「クリスマスの12日間」にちなんだものだ)。18日の4通貨追加の発表が9つ目にあたり、残り3つのプロモーションを準備している。

12月14日には、コインベースは決済サービスの「ペイパル」へのドル出金サービスを開始している。これにより米国に居住するユーザーは無料でペイパル口座に出金できるようになった。コインベースは2016年にもペイパルと連携し、ビットコインを売ると米ドルがペイパル口座に入金される仕組みを導入していたが、その後「技術的問題」を理由にサービスを中断していた。