韓国当局は、2019年11月に発生した5000万ドルにのぼるの仮想通貨取引所アップビットでのハッキング事件が北朝鮮ハッカーによるものであることを確認した。

韓国の捜査当局は11月21日、34万2000ETHが盗まれたこのハッキングが、北朝鮮のハッカーグループ「ラザルス」と「アンダリエル」によるものだったと報告した

韓国に拠点を置く仮想通貨取引所アップビットは、2019年11月27日に34万2000ETHがホットウォレットから盗まれたと発表した。当時、イーサリアムの価格は1ETHあたり約147ドルであり、盗まれた総額は約5000万ドルに相当した。

コインゲッコーによると、アップビットのハッキング時のETHの価値はその後の仮想通貨相場の上昇とともに急騰し、盗まれた金額は現在10億ドルを超えると推定されている。

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Ether’s value at the time of the Upbit hack. Source: CoinGecko

韓国の聯合ニュースは、韓国の捜査機関が仮想通貨ハッキングに北朝鮮が関与していることを公式に確認したのは初めてだと報じた。報道によれば、当局は仮想通貨の流れとIPアドレスを追跡し、北朝鮮の言語使用や米連邦捜査局(FBI)の資料を分析することで北朝鮮の関与を確認したという。ただし、警察は模倣犯を防ぐためにハッキング手法の詳細を公表していない。

このハッキング以降、攻撃者は盗まれたETHの約57%を北朝鮮陣が運営しているとされる取引所で売却したという。残りの資金は51の海外取引所を通じて分散され、資金洗浄が行われた。

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