ゲームエンジン「ユニティ(Unity)」の開発元 ゲーム内仮想通貨関連の特許申請

人気のゲームエンジン「ユニティ(Unity)」開発元、ユニティ・テクノロジーズが、ゲーム内の仮想通貨(トークン)に関連する特許を申請した。米国特許商標局(USPTO)に提出した文書から3月5日に明らかになった。

ユニティは、450万以上のゲーム開発者に利用されている人気のゲームエンジン。ユニティ・テクノロジーズCEOのジョン・リッキティエロ(John Riccitiello)氏によると、ユニティは世界で販売されているゲームの約半分で採用されているという。そして現在同社は、進化のための「ミッシングリンク」としてゲーム内のトークン市場をターゲットにしているとされる。

「(物理的および仮想的な)オブジェクトを一意の識別子に割り当てた上で、変更・転送・位置交換・等価交換・取引・贈与、および場所への関連付けを許可する方法は、今のところ知られていない。」

そして米国特許商標局に申請した文書では、次のように続いている。

「異なるユーザー間、異なるアプリケーション間、異なる環境間という前提で、アプリケーション・ユーザー・トリガーイベントに影響を受けるオブジェクトとトークンをどこで結び付け、先に挙げた方法をどう実行するのかについて、共通するプラットフォームまたは標準(となる合意)は存在しない。」

既報の通り、仮想通貨イーサリアム(ETH)ベースのブロックチェーンゲーム関連企業「エンジン(Enjin)」は、ユニティにブロックチェーン技術を組み込める開発キット(SDK)を3月14日にリリースする予定だ。この開発キットにより、ETHのトークン規格ERC-1155に準拠したアセットの配布や管理を手軽に行えるようになる。

エンジンによる発表では、ゲーム内アイテムのトークン化により、異なるゲーム間の相互運用性を実現できるとしている。例えばプレイヤーは、あるゲームのアイテムをまったく別のゲームに持ち込むことなどが可能になるという。

なお、ユニティ・テクノロジーは2018年3月独自仮想通貨「Kin」を展開するカナダのチャットアプリ「キック(Kik)」と提携。同年11月には、仮想通貨によるアプリ内課金システムを開発するスタートアップ企業「アップコインズ(AppCoins)」とも提携した。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Unity Unveils Patent for Blockchain-Based, Uniquely Identified In-Game Token System