イングランドとウェールズの登録慈善団体の規制を担当するチャリティー委員会は、破産した仮想通貨取引所FTXに関連する組織である「エフェクティブ・ベンチャーズ・ファンデーション」の調査を開始したことを発表した。

チャリティー委員会は1月30日の発表で、FTXがエフェクティブ・ベンチャーズの「重要な資金提供者」であることから、調査を開始したと発表した。同委員会によると、エフェクティブ・ベンチャーズはFTXとの関係を、他の資産に影響を及ぼす可能性のある「重大な事件」として報告しており、規制当局が調査するきっかけになったという。

委員会は、「現時点では不正行為の兆候はない」と述べている。「しかし、慈善団体の資産に対する潜在的なリスクが指摘されており、事実を立証し、評議員が慈善団体の資産を保護し、その義務と責任に沿って慈善団体を運営していることを確認するために、調査が開始された」という。

同委員会は、管財人が調査の一環として「全面的に協力している」と報告し、調査結果に関する報告書を発表する予定だ。