英国の金融行為規制機構(FCA)は、製品開発の初期段階でテクノロジー企業を支援することを目指したデジタル・サンドボックスの立ち上げを発表した。
FCAは7月20日の発表で、銀行業、投資、貸付、決済などのビジネス、スタートアップ、データプロバイダーに対するデジタル・サンドボックスを8月1日から実施するとした。これに先立ち、FCAは2回のパイロットプログラムを実施していた。
サンドボックスは、プロジェクトが製品やサービスを評価するためのテスト環境で運用することを可能にし、実際の運用で予期しない副作用が及ぼす影響を抑える。FCAによれば、デジタル・サンドボックスは、革新的な企業が新製品やサービスを立ち上げる努力を支援し、経済成長と国際競争力を後押しすることを目指していた。
英国の財務省は、2022年4月に決済ステーブルコインに関する規制枠組みの計画とともに、「金融市場インフラストラクチャー・サンドボックス」を提案した。また、英財務省は、7月に仮想通貨製品を含む可能性のあるデジタル証券サンドボックスについての協議を開始した。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン