英国の金融サービス大臣であるジョン・グレン氏は、ステーブルコインが政府の仮想通貨規制において重要なテーマになると発言した。

ロイターの報道によれば、グレン氏は30日、シティ&フィナンシャルグローバルが主催したカンファレンスで演説し、ステーブルコインについて触れた。

グレン氏にとって、ステーブルコインに焦点を当てるという決定は、法定通貨で裏付けられた仮想通貨による決済サービスを提供する参加者の数が限られているため、市場が独占される懸念があるためだという。

「既存のオンラインサービスを拡張してプラグインできるため、一部の企業は素早く優位に立ち、他のプレイヤーを圧倒する可能性がある」と、グレン氏は述べている。

グレン氏の見方は、フェイスブックのステーブルコインプロジェクト「ディエム」(かつてのリブラ)に対するこれまでの金融規制当局の懸念を反映しているようだ。規制当局は、フェイスブックのステーブルコインは、各国の金融政策のリスク要因になる懸念があると従前から主張していた。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン