シンガポールを拠点とするフィントニアグループ(Fintonia Group)は、2つの機関投資家向けビットコイン(BTC)ファンドを立ち上げた

新しいファンドであるフィントニア・ビットコイン・フィジカル・ファンドとフィントニア・セキュアド・イールド・ファンドは、プロの投資家にビットコインへのエクスポージャーを提供することを目的としている。

フィントニア・ビットコイン・フィジカル・ファンドは、ビットコインへの直接のエクスポージャーを求める投資家を対象としており、ビットコインを購入・保存・売却することができる。「ファンドは物理的なビットコインを取得できる。つまり、ビットコインのデリバティブ商品ではなく、実際のビットコインを購入する」と、フィントニアの創業者兼会長のエイドリアン・チャン氏は述べている。

一方でフィントニア・セキュアド・イールド・ファンドは、投資家にビットコインで担保されたプライベートローンへのアクセスを提供する。「ビットコインはローンの担保として優れたものだ。24時間いつでも取引でき、流動性が高く、それは1日あたり約300億ドル~600億ドルだ。ほかの商品や実物資産に比べて、必要に応じて迅速に清算することができる」と、チャン氏は述べている。

フィントニアは、本人確認(KYC)とマネーロンダリング対策(AML)の要件に従うシンガポール金融管理局(MAS)準拠の資産運用会社として、仮想通貨と法定通貨の摩擦を減少させることを目指しているという。