トルコのサッカーチーム「ハルヌスタスポル」が先月30日、選手への移籍料の一部をビットコイン(BTC)で支払ったことを明らかにした。CNNトルコが伝えた。
同アマチュアクラブのハルドン・セヒト会長はCNNトルコに対し、22歳のオマール・ファルク選手と2000リラ(528ドル)相当のビットコインと、現金2500リラ(661ドル)で移籍契約を結んだと述べた。
OFFICIAL: Turkish amateur side Harunustaspor have signed 22-year-old Omar Faruk in return for Bitcoin. ???? pic.twitter.com/zAt4LJrIVB
— SPORF (@Sporf) January 30, 2018
このような契約はセミプロスポーツで初めてのことだ。
これに先立つ昨年末、仮想通貨交換業者ビットコインスイスがデンマークのサッカークラブ「ルングテ・セイサー・キャピタル」のトッププレイヤーと結んだ3年間のスポンサー契約の中で、一部のスポンサー料をビットコインで支払うとした例もある。
スポーツ界における仮想通貨への取り組みも少しづつ増えている。
昨月、米NBAダラスマベリックスのオーナーであるマーク・キューバン氏は、次のシーズンにはビットコインで試合観戦チケットを買えるようになるとツイートしている。
また、英プレミアリーグのアーセナルは先月、米スポーツ賭博ICOとのスポンサー契約を結んでいる。
ちなみにトルコの仮想通貨を取り巻く環境は未だに不安定なままだ。昨年末、トルコ政府は「仮想通貨の使用はイスラム教徒として相応しくない」とする見方を示している。