米国のドナルド・トランプ大統領は、3月7日にホワイトハウスで初の仮想通貨サミットを開催する予定であり、業界関係者は誰が招待されるのか注目している。
フォックス・ビジネスの記者エレノア・テレット氏によると、このラウンドテーブル会議は協定世界時(UTC)午後6時30分から10時30分まで開催され、大統領のデジタル資産作業部会のメンバーを含む25名以上の参加が見込まれている。
テレット氏は水曜日の朝時点で、11人の仮想通貨業界の経営者と2人のホワイトハウス代表が出席を確認したと報じた。
「ボー・ハインズ氏やデビッド・サックス氏を除いて誰が出席するのか現時点では不明だ。しかし、トランプ氏の大統領令を振り返ると、大統領の作業部会にはスコット・ベッセント財務長官、ハワード・ラトニック商務長官、パム・ボンディ司法長官、米証券取引委員会(SEC)委員長、米商品先物取引委員会(CFTC)委員長などが含まれている」とテレット氏は述べた。
これまでに確認された仮想通貨業界の参加者リスト
以下が、これまでに確認された仮想通貨業界の参加者リストだ。
テレット氏が公表したリストには、リップルのブラッド・ガーリングハウスCEOの名前は含まれていなかったが、彼は3月2日にX(旧ツイッター)で投稿し、サミットへの参加を示唆していた。
「今週末にワシントンにいる間、私は必ずこの件を支持し続ける」とガーリングハウス氏は述べた。
テレット氏によると、トランプ氏の招待状は3月4日午後に送信されており、ガーリングハウス氏は最初に招待を受けた業界幹部の一人だった可能性がある。
Source: Eleanor Terrett
招待されなかった関係者向けに別のイベントを計画
「ラウンドテーブル会議に招待されなかった人々のために、ホワイトハウスの向かいでより大規模な招待制のレセプションが計画されている」とテレット氏は述べた。ただし、この計画はまだ最終決定されておらず、変更される可能性があるという。
サミットをめぐる憶測が続く中、仮想通貨コミュニティは、ARKインベスト創設者のキャシー・ウッド、イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン、サークル共同創設者のジェレミー・アレール、テザーのパオロ・アルドイノCEO、カルダノ創設者のチャールズ・ホスキンソン、ソラナ創設者のアナトリー・ヤコベンコなど、他の重要な業界関係者の参加を求めている。
ラトニック氏、米国のビットコイン準備金の可能性を示唆
このサミットは、トランプ政権が米国の仮想通貨準備金に関してどのような方針を取るのかについての期待が高まる中で開催される。
トランプ政権の商務長官であるハワード・ラトニック氏は、ビットコイン(BTC)が政権の仮想通貨政策の下で特別な扱いを受ける可能性があることを示唆した。
Source: The Pavlovic Today
「大統領はビットコインの戦略的準備金の可能性について明確な考えを持っている」とラトニック氏は、3月5日のThe Pavlovic Todayの報道で述べた。
「問題は、その他の仮想通貨をどのように扱うかという点だ。そのモデルは、3月7日(金)のサミットで発表されることになるだろう」と同氏は続けた。