金融サービス企業T-Rexグループが、米国でレバレッジをかけたマイクロストラテジー(MSTR)上場投資信託(ETF)の申請を行った。アナリストは、潜在的なボラティリティの高さから、このETFを激辛の「ゴーストペッパー」と形容している。

ブルームバーグのシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は、もしこのファンドが承認された場合、投資家はS&P500の約20倍の典型的なボラティリティにさらされると指摘した。

米国でこれまでに見たことのない最もボラティリティの高いETFになるだろう。ETFホットソースのゴーストペッパーだ」とバルチュナス氏は6月27日のXへの投稿でのべた。

バルチュナスは、現在ヨーロッパ市場で取引されている3倍レバレッジのマイクロストラテジーETFのボラティリティに言及し、それが米国の上場企業トップ100を集めた指数であるQQQを「マネーマーケットファンドのように見せる」と語った。

Source: Eric Balchunas

マイクロストラテジーは1989年にソフトウェア会社として設立され、現在は会長を務めるマイケル・セイラー氏によって設立された。同社はビットコイン(BTC)を保有する最大の上場企業となり、現在21万4400BTC(132億ドル相当)を保有している。

ビットコイン(BTC)の熱心な支持者であるセイラー氏は、ビットコインを大量に保有する理由として、BTCがインフレに対するヘッジ手段であり、現金を保有するよりも優れていると主張している。

マイクロストラテジーの株価は今年初めから120%上昇しており、前年比で336%上昇している。これは同じ期間にビットコインの価格が大幅に上昇したことによるものだ。

MicroStrategy shares have posted gains of 120% so far this year. Source: TradingView

ビットコインは現在、6万1589ドルで取引されており、前年から104%上昇している。セイラー氏は2020年にビットコインの購入戦略を採用し、大量のビットコインを購入し始めた。最近では、他の企業もマイクロストラテジーの戦略を模倣し、ビットコインに焦点を当てた財務戦略を採用し始めている。

4月9日、日本の投資会社メタプラネットが650万ドル相当のビットコインを中核的な財務資産として購入したと発表し、その日の株価は89%以上急騰した。

5月28日には、医療会社セムラー・サイエンティフィックが4000万ドルで581BTCを購入している。最近では6月10日に、カナダの上場投資商品(ETP)発行会社兼ベンチャーキャピタル企業のDeFiテクノロジーズが110BTCを企業の中核的な資産として購入したと発表した

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