米ナスダック上場の医療機器メーカーであるセムラー・サイエンティフィックは先月ビットコイン(BTC)を購入したことで話題となったが、新たに1700万ドル相当のビットコインを購入し,、さらに最大1億5,000万ドルを調達して追加購入を検討していることが分かった。
同社の最新のビットコイン購入は、6月6日に米証券取引委員会(SEC)に提出されたS-3文書で明らかになった。5月28日に初めて581ビットコインを購入した後、現在は828ビットコインを保有しており、その価値は5850万ドル以上となる。
「ビットコインが魅力的な投資であり、信頼できる価値の保存手段となると考えている。現金でビットコインを購入する戦略を続ける」と同社は述べる。
さらにセムラーは追加で1億5000万ドルの債券を発行し、その一部をビットコイン購入に充てることを発表した。
「この目論見書に基づく証券の売却による純収益は、主に一般的な企業目的、特にビットコインの取得に使用する予定だ」と同社は書いている。
6月6日の声明で、同社のダグ・マーフィー・チュトリアンCEOは、セムラーのビットコイン投資戦略が同社の医療事業と並ぶ最優先事項になっていると語った。
ビットコインは、セムラーの主要な準備資産となり、世界的不安定の中で「合理的なインフレヘッジおよび安全な避難所」として機能する可能性があると同社はSECへの提出書類でのべている。
「また、ビットコインのデジタル構造の強靭性が金よりも優れていると考えている。金の市場価値がビットコインの市場価値を大きく上回っていることを考えると、ビットコインが『デジタルゴールド』としての受け入れられるにつれ、大きな利益を生む可能性がある」とセムラーは語った。
同社は「ビットコイン以外の仮想通貨を購入する計画はない」と強調している。
セムラーの(SMLR)株価は、5月28日の購入のニュースで30%急騰したが、今回は急騰せず、6月6日に2.5%下落し29.13ドルとなった。

日本に拠点を置く投資会社メタプラネットも、マイクロストラテジーのビットコイン戦略に倣っている。同社は4月8日に650万ドルのビットコインを初めて購入し、その後も複数回の購入を行い、合計117.7BTC(現在の価格で830万ドル)を保有している。メタプラネットの最後のビットコイン購入は5月22日で、これにより同社は東京証券取引所で2日連続で最もパフォーマンスの良い株となった。
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