米VC投資家のティム・ドレイパー氏は、19日に米経済番組CNBCに出演し、仮想通貨は人類のために良いことだと発言。政府は仮想通貨の繁栄のために協力するべきだと話した。

今週は、フェイスブックの仮想通貨リブラに関する米議会での公聴会G7などで政治家や規制機関から仮想通貨について発言が相次いだ。ビットコインとその他の仮想通貨を分けて考えようとする慎重な見方が出る一方、マネーロンダリング(AML)や薬物売買など犯罪者に使われることを懸念する声が多く出た。

ドレイパー氏は、こうした動きについて以下のように歓迎した。

「人々がビットコインについて話すのは素晴らしいことだ。話せば話すほど、より多くの人がビットコインが地球にいる我々すべてにとってどれだけ重要か気づく」

ドレイパー氏は、国際送金が簡単になり、手数料が削減されることなどから仮想通貨が人類に恩恵をもたらすと考えている。

またドレイパー氏は、米国政府は一歩下がって仮想通貨の成長を見守らなければ、そのイノベーションの果実を他国に奪われると指摘。フェイスブックはリブラを発表したばかりでまだ出荷していないとした上で、次のように続けた。

まずは出荷させてやろう。そして、その上で何が起きるか見よう。問題があったら最高じゃないか。その時が規制機関が介入する時だ」

ドレイパー氏は、2022年までにビットコインが25万ドルになると予想していることでも知られている。

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