億万長者のベンチャーキャピタリストで連続ブロックチェーン投資家のティム・ドレイパー氏は、最近の仮想通貨業界の問題にもかかわらず、近い将来のビットコイン(BTC)予想を維持している。
ドレイパー氏は、FTXの破綻による仮想通貨市場の下落にもかかわらず、ビットコインが2023年に250,000ドルを達成するという楽観的な予想を改めて示した。
「価格予想に変更はない。来年初めまでに25万ドルだ」とドレイパー氏は15日、コインテレグラフのインタビューで述べた。
ドレイパー氏によると、ビットコインは分散型であり一方で、FTXは中央集権型であったために、FTXの崩壊はビットコインの成功と何の関係もないという。
「FTXは中央集権的で、一人の創設者に依存していた。通貨が中央集権的である場合、例えば中央銀行であれば、単一障害点となり、また操作される可能性もある」
ドレイパー氏によると、FTXの破綻で中央集権化の最大の脆弱性が改めて示されたため、今後は仮想通貨の非中央集権化をさらに進めるきっかけになるだけだという。
「この騒動によって、ビットコインマキシマリストがより多く現れるだろう。仮想通貨であれ法定通貨であれ、中央集権的なシステムではあなたのお金は安全ではないのだ」
ドレイパー氏はさらに、分散化の原則に沿ったセルフカストディの重要性を強調した。一方で、中央集権的仮想通貨取引所コインベースへの信頼も表明し、「私はレジャーとコインベースにトークンを預けている。どちらも私のトークンを借り入れや投資に使わないからだ」と話した。
コインテレグラフが以前報じたように、ドレイパー氏は2018年に初めて有名なビットコイン予測を行い、BTCが2022年末から2023年初めまでに25万ドルに達すると予測した。
ドレイパー氏は、弱気市場や大手仮想通貨取引所や投資会社の破綻による影響を無視して、その後も複数回、自分の予測を繰り返している。