仮想通貨取引所フォビ、米国で「戦略パートナー」を通じて新プラットフォーム展開

 取引高で世界第3位の仮想通貨取引所のフォビが、米国に新たな仮想通貨取引市場を創設した。ファイナンシャル・マグネイツが8日に報じた。

 同プラットフォームはサンフランシスコに本社を置くHBUSという新設企業を経由する。今週のミディアムへの投稿記事で強調されていたように、HBUSとは次のような企業だ〔訳者注:該当のミディアムの記事は削除されている〕。

「〔HBUS〕はフォビの『部局』、『子会社』、『部門』ではなく、いかなる種類の『系列会社』でもない。また、HBUSは『フォビUS』などと呼ばれることを意図していない。HBUSは『フォビの米国での排他的戦略パートナー』だ」

 HBUSの6月5日付けのミディアムへの投稿記事では、6月10日の「ソフトローンチ」(事前登録)が示されている。6月10~14日の間に登録したすべてのユーザーには、手数料無料の取引が1カ月間提供される。

 公式の取引は6月15日に始まる予定だ。しかしHBUSのウェブサイトでは、「非常に大きな需要」のため立ち上げが延期されるかもしれないとしており、登録開始時に通知を受け取るためにニュースレターやテレグラムのチャンネルへの登録を呼び掛けている。

 元々中国で創業したフォビは、まず今年1月にサンフランシスコにオフィスを開く計画を明らかにした。現在シンガポールに本社を置くフォビは精力的に海外市場を狙っており、韓国に子会社を立ち上げ、ロンドンにオフィスを開く計画も発表している。

 米国では、仮想通貨取引所は規制当局の監督下に入るよう強く要請されている。今週のHBUSの投稿記事では正式に、全ての従業員がマネーロンダリング防止(AML)とテロ資金供与対策(KYC)の「教育」を受けており、それについての「試験に合格する必要」があると強調されていた。

 競合相手で業界トップの仮想通貨取引所であるバイナンスとOKExと競うため、フォビは投資商品とサービスを積極的に多様化させており、ほんの2日前には新たなパブリック・ブロックチェーンの立ち上げを発表している

 フォビは今月、仮想通貨に基づく上場投資信託(ETF)を立ち上げた。これは一種のミューチュアル・ファンドで、元になっているデジタル資産の所有権を分割し株式にしたものだ。このETFは、同取引所でテザー(USDT)と取引される上位10種のデジタル資産を追跡する、同取引所が最近立ち上げたマーケット指数に基づいている。

 またフォビは2日、ブロックチェーン関連新興企業のための9300万ドルの中韓向け投資ファンドを共同で立ち上げた。両国間での共同事業を育む狙いだ。

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