機関投資家向け仮想通貨投資プラットフォームを手がけるSFOXが、「仮想通貨コミュニティーには相場の動きを文脈に落とし込み、投資家の決断を支える必要なデータが不足している」として、2018年にボラティリティ(変動幅)を高めた重大イベントを振り返った。9日付のフォーブスが報じた。SFOXは、毎年こうした分析を公表し、「2018年を通して見た業界の成熟化に貢献したい」と述べた。
SFOXによると、2018年に仮想通貨のボラティリティが上昇した期間は、大きく3つある。
①1~2月中旬
・重要イベント:仮想通貨の窃盗
フェイスブックと中国による
仮想通貨の個人への露出を減らす動き
ビットコイン(BTC)が
価格操作されていると批判
②8月中旬~9月
・重要イベント:SECによるビットコインETFの延期&拒否
コインベースのブライアン・アームストロングによる
仮想通貨相場の成熟度に関するコメント
2014年狙い冬眠状態にあったウォレットが
1億ドル相当のBTCを送金
③11月中旬~12月
・重要イベント:ビットコインキャッシュのハードフォーク
SECの取り締まり強化
仮想通貨が終わりでないという
業界リーダーによる相次ぐコメント
SFOXは、8つの大手取引所、流動性提供者、独自の業界研究からこれらのデータを獲得。マクロレベルとコインレベル(BTC, ETH, LTC, BCH)でボラティリティの高さを調べた。ボラティリティは2019年初頭も続くとみている。
またSFOXは、これに加えて、トレーダーやビジネス、ファンドなどを支えるインフラの進展が見られたと指摘し、伝統的な金融市場と同じようにトレードできる環境が整ってきていると期待を示した。
SFOXは、エアビーアンドビーの共同創設者やYコンビネーターなどから出資を受けていることでも知られている。
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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日
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