巨額ビットコインを持つ「クジラ」換金説の信ぴょう性は?仮想通貨専門家が解説

先週2日間でビットコイン(BTC)が15%ほど急落した背景には、単独で相場に影響を及ぼすほど巨額資産を持つ「クジラ」がビットコインを現金化しようとしているという憶測がネット上の仮想通貨コミュニティーで浮上したことがあるかもしれない。ブルームバーグが13日に報じた市場ではゴールドマンサックスのトレーディングデスク開設中止報道(後にゴールドマンサックスCFOは否定)や仮想通貨両替サービスのシェイプシフトの方針転換が急落の背景にあるのではないかという見方が出ていた。

SNSのレディットでは、2011年に作成され、かつて11万1114ビットコインを持っていた「クジラ」のウォレット(アドレス: 1933phfhK3ZgFQNLGSDXvqCn32k2buXY8a)が、換金に動き出しているのではないかという推測が出ていた。ブルームバーグが、仮想通貨追跡ツールを提供するチェイナリシスに確認したところ、8月23日から30日の間にそのクジラのウォレットから5万500ビットコインが50回の取引を通じて動いた形跡があったが、現金化したかは分からないという。

チェイナリシスのシニア・エコノミスト、キム・グロウワー氏は、次のように述べた。

「レディットでの探偵活動が活発になってクジラが現金化していると推測しているのは興味深い現象だ。「ビットコインを破壊しようとしているのではないか」という陰謀論につながっているが、実際のところは、誰かがセキュリティー強化のために資金を移動した可能性もあるし、本当のところの理由は分からない

ちなみにブルームバーグが掲載したグラフによると、ビットコイン価格が下落し始める前にレディットで「クジラ」のウォレットに関する憶測がで始めた。

(引用元:ブルームバーグ)

またレディットの仮想通貨コミュニティーでは、このウォレットは、ビットコイン闇サイト「シルクロード」の創設者で終身刑の判決が下されたロス・ウルブリヒト氏とつながりがあるのではないかといった声や民事再生を進めるマウントゴックスと関連があるのではという見方が出ている。