米決済大手ペイパルによる仮想通貨業界参戦の正式発表について、業界関係者の中からは、「今年最大のニュース」という声が出ている。

米国仮想通貨投資会社ギャラクシー・デジタル創業者のマイク・ノボグラッツ氏は、ペイパルユーザーがビットコインなど仮想通貨の売買や保管、仮想通貨を使ったショッピングができると発表したことについて、「今年最大のニュース」と高く評価。「全ての銀行は仮想通貨関連サービス競争を始めるだろう」とし「我々はもうルビコン川を渡ったよ」と話した。

一方、ブロックチェーン分析企業メサーリ共同創業者のライアン・セルキス氏は、Square社など最近の米国上場企業による仮想通貨投資参戦と重ね合わせてコメント。「残りのビットコインすべて上場企業に持ってかれるだろう」と予想した。

同氏はペイパルが3億4600万人のユーザーを抱えて2600万の小売業者に対応していて、預金額で20番目に大きな「銀行」であることも強調した。

ペイパルの一報が報じられたのが日本時間10月21日の午後8時30分過ぎ。ニュースを受ける形でビットコイン(BTC)は一段と上昇し、1万2500ドルに迫っている。

(出典:Coin360 日本時間10月21日22時時点)